モーゼルワインと風景

時々近隣都市であるドイツのトリーアへ行くのだけど、ルクセンブルクとドイツを跨ぐモーゼル川流域には白ワインに適したブドウが栽培されている事で有名で、ちょうど今ブドウ畑が生い茂り始めている。
ドイツ側で生産されるのワインは世界のどこに行っても見つけられるのに対し、ルクセンブルクで作られるワインは同じモーゼル川域であるのにもかかわらず他国ではあまり見られない。ブドウの品種もドイツ側で栽培されるものとよく似ているのだが、運よく他国で見かけたとしてもドイツのと比べて結構高価になっている。流通量が少ないとはいえ少し不思議と感じます。

よく見かける安価なルクセンブルク産ワイン

このようなのどかなワイン畑の風景は素敵なのだが、その理由は大抵ワイン用ブドウ畑というのはある程度のまとまった広さの場所に、それ程密集せず栽培される。そのため風景が良い意味で間延びして視界が開けるので、いかにも地方ヨーロッパ的の牧歌的な雰囲気が漂う。一方、小麦やジャガイモ畑は違っていて、と言うのはこれらの農作物は社会にとって重要な主要食品なのでとにかく効率性と大量生産が要求されている。そのため決して悪い風景ではないが、どことなく単一的で殺風景な感じである。たしかに辺り一面に広がった小麦畑は美しくも感じるとこはあるが、たいていさっさと刈入れられるのでそういう風景はあまり長持ちしない。とはいえ、やはり社会にとって優先順位が高い食料品はワインよりも小麦やジャガイモなので、これは致し方ないであろう。

刈り取られた小麦。美しくもやや寂しい風景。
ブドウ畑の周辺は独特の雰囲気がある。特に傾斜地にある場合は美しい。

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