欧米で市民権を得る日本式カワイイ

ここ10年の間に世界的に日本的可愛いの表現が広まっているのをご存知であろうか?広まっているばかりでなく、コピーされながら一定の現地化も起きている。さらにこれが日本的な可愛さの表現を自国で模倣したものだと気づいていない人も多い。要するに自国のデザイナーの誰かが広めた流行のデザインと思っているという意味である。
それはともかく、すべての国を調べつくしたわけでは無いのでこのような日本式カワイイが全世界的に広まっているとは断言できない。しかし例えば他のアジア圏では日本文化がすぐに真似されることもあり既に30年ほど前から日本的表現が使われていたが、ついにヨーロッパ先進国にまでそれが及んできたのは紛れもない事実だ。

文化について話すとき非常に難しいのが特定の具体的な“文化的現象”が必ずしも肯定的なものであるとは限らないことだ。また同じ文化的現象を評価する際も肯定的であるか否定的であるかは人や国によって基準が違うのでさらにややこしい。一応、ここで書いている日本的カワイイの海外輸出についてはどちらかというと肯定的な方に属するとは言っておこう。
しかしいつもながら思うが文化的影響を与える側に立つと、それが (ちょっと変な表現だが) 正規の輸出というべきか単にパクられたというべきか非常にあいまいなことが多々ある 。おそらく両者を分ける決定的なものは輸入元が他国の文化を他国から来たものとちゃんと認識しているかどうかであろう。それが自国の中から生まれた文化でなく、他の国(もしくは文化圏)から来たものと認識しているのなら大抵は問題がない。しかし特定の文化現象を肯定的理由で自国に輸入してそれを楽しんだり利用しているのに、その文化がどこから来たものか分からないまま楽しんだり活用しているどころか、自分達のものと思い込んだり、ましては自分達のものとして起源を他国に主張し始めたりすると、文化的影響を与えた側としてはたまらない気分になるだろう。そして最悪なのは実際に無知な人たちや、とくに自己の利益のために意図的に起源を自分の側とする人たちがそのような問題を起こすことだ。どれほどの割合の人間がそういう問題を起こしているのかはその国の教育のレベルや民度とか、そういう説明しにくいものに関わってくるが、少なくともある程度の割合でどこの国にも起こるものである。無論、日本国内でも似たような問題はたまに起きる。

さて日本の“カワイイ”文化であるがこのようなカワイイ文化をほかの国で見たことがない、という言い方は若干誤解を生みそうだが、しかしここで言いたいのはあくまで“日本的可カワイイ”の事であり、そういう意味に限るとこの日本的カワイイ文化はかなり独特の雰囲気を持っており、良くも悪くも日本国外には無いものである。残念ながら日本と他のアジア諸国の区別をできない無知蒙昧な人たちはこのカワイイ文化はアジア発祥のものという糞味噌(失礼!)を一緒にしたことを言う事が多々ある。こういった事を言うのは田舎者や社会の底辺に属する欧米人に多いが、日本人でも何も知らずに南アジアや中国・韓国に行ってこれらの地域で見る劣化版カワイイ文化を目撃し勘違いを起こす人もいるようだ。しかしこのカワイイ文化がアジア特有の文化などという根拠は何もなく、客観的に見てやはりこれは日本特有の感性から発展したものである。

具体的にどういったカワイイ文化が欧米で見つかるか、今であるならばちょっと旅行してみればすぐに判るのだが具体例を上げてみよう。
次は偶然ドイツで子供服店で見つけたデザインや絵柄である。当然一般的には子供服は可愛くデザインされると相場は決まっているので「カワイイ」デザインがあるのは当たり前だと思う人もいるかもしれないが、しかしその”表現”は国によってかなり異なることを理解すべきだ。これらの日本的なデザインは10年ほど前にはほとんどなかったもので、現在は主流ではないとはいえ側流と言えるほどに頻繁に見かけるようになった。いや、店や地域によっては伝統的ヨーロッパデザインを差し置いて日本的カワイイ物を中心に販売していることさえもある。

子供服だからかわいいデザインが使われる、というのは正しい言葉だが日本的カワイイデザインは決して子供向けだけに使われるわけではなく、次のオッサンの着たTシャツのように、大人も含んだ全年齢向けの商品やサービスに使用されててきている。具体的にデザインの特徴を説明するといずれも線がやや太めで純粋さと単純さを合わせたような表現、と言えるだろうか。特に日本のアニメや漫画では当たり前の、笑った目の曲線表現は(要するに”ニコニコ”のこと。これ→(^^))日本以外には本来は無かったものである。また笑顔の際の口元の単調な曲線表現も99%日本発の表現と言えよう。言葉での表現は少し難しいがこれら画像を見ていただければ私の言っていることはすぐに判るであろう。

Netflixを見ていたら偶然こんな場面が。オッサンの着ているTシャツを見てほしい(#^^#)

この様なカワイイ文化が欧米に広まりつつある重要な原因の一つは昨今起きている日本文化の知名度の向上だけでなく、日本のアニメとマンガに慣れ親しんだ欧米の若者たちであるのは明らかだ。また若者といってもおそらく現在の10代だけで無く、今の40代初頭の中年に当たる人たちの子供時代にも日本のマンガ・アニメが欧米では普及し始めているので、つまりこの世代あたりから日本アニメに慣れ親しんだ人の割合が増えてきており、たとえ絶対数が多くは無くてもこれら中年の働き盛り世代もこういった日本的カワイイに慣れている人がいるという事だ。そして当然彼ら彼女らの中には日本的デザインを好むデザイナーなどもいることだろう。

私が個人的に知っている欧米人たちの中には日本的デザインが好きな人は結構多いが、同時に彼らは欧米的な可愛い表現を好きになれないこともあるようで面白い。私もこれまで何度か欧米で伝統的に使用される、おそらく“可愛さ”を強調したと思われるイラストを見るが、時にむしろ気持ち悪さを感じさせるものがあった。もうこれはセンスの違いと言うべき問題であろう。事実、日本では発展せずに欧米で発達した素晴らしい描写技法や美的センスもあるのでこういう事はあくまで相対的な一長一短の問題であり、彼らの描く、可愛いが時に上手くいっていないデザインについて非難するのは筋違いである。

リトアニアの絵本。足を見てほしい。・・・・これはむしろ不気味である。

因みに日本的イラストを頑張って描写したくてももいまいち上手くいかない時もある。雰囲気を真似ようとしているのは明らかなのに欧米的な美的感覚がどうしても残ってしまい、なんとも中途半端な出来の表現に遭遇することも多い。

ストラスブール行きのチケットを買ったWebサイト。なんとも中途半端。
フランスの期間限定の遊園地。日本人におなじみのキャラクターを多用しているがよく見ると残念なのがチラホラ。
マリオブラザーズのあのキノコですがなんかキモイ・・・

もちろん欧米にも日本人受けするカワイイ表現のイラストはある。特に北欧のデザインは日本人の感覚に近いものがあり、デザインによっては日本の可愛い文化に影響を与えたものもあるであろう。そもそも北欧デザインというのは特に日本の女性に人気のデザインであり、いや、日本女性でなくても日本人全般にも受け入れやすい美的センスを基にしているようだ。

以上の様に欧米先進国では日本的カワイイが浸透しているが、少し述べたようにすべての欧米人がこれらの表現が日本産のものであると知っているわけではない。そういう事はある程度はあきらめがつく部分はあるが、最悪なのはそういう状況をチャンスと見て日本的イメージを装って自前の商品を欧米先進国に展開するキチガイ民族韓国や、恥知らず屑共産国家である中国の存在であろう。特に劣悪なのは韓国製品であり、海外で売られている韓国製と銘打ったパッケージには日本的可愛いセンスをパクりまくったイラストやデザインが溢れている。(いや、正確に言うとカワイイデザインだけでなく、あらゆる日本的デザインをパクっていると言えるだろう)
日本から多大な援助を受けて発展した元中国の属国であった韓国は、ご存知の通り精神病レベルで日本を嫌悪し、捏造した証拠や創作物語を使って日本を貶めることに至上の喜びを感じる敵性民族であることは国際感覚に優れた読者の皆さんには自明のことであるとは思うが、しかし矛盾していることに韓国人は日本に対してキチガイじみたコンプレックスを同時に持っていて、そのコンプレックスを乗り越えるために日本のすべてをコピーして欧米人の前で日本文化に乗っかり自己のイメージアップを図っているのである。
この様に欧米文化圏では日本的カワイイイ文化の浸透と同時に、特に韓国による文化盗作が行われていることに気づいていただきたいと思う。もちろん彼らはこれら恥知らずな文化盗作を通して実質的な商売上の利益を得ているのは言うまでもない。

上記のように欧米での日本的カワイイ文化はそのアイデンティティが諸要因で混乱させられつつも一定の支持を得られていると言えよう。

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