スターバックスはおしゃれで都会的なカフェというイメージを持っている人が多いと思うが、実情は必ずしも正しくない。
スターバックスは世界の主要都市ならどこでも見かけるが、実は日本にあるスターバックスは一番レベルが高く、特殊でさえある。上の写真はフランスのストラスブールで見かけた店だが、いまいちパッとしない雰囲気で人気であるとは言えない。近くに幾らでも伝統的なヨーロッパ風のカフェがあるので皆そっちの方に行くのだ。この日はとても良い天気で実際そこらじゅうの地元のカフェはテラス席が観光客で埋め尽くされているのにこのスターバックスは誰も座っていない有り様で、ちょっとひどく感じさせるほど。要するにあまり人気がないのである。スターバックスはあくまでニューヨークのような大都市での洗練されたイメージを売りにしているが、日本にある店舗ほど洗練はされていない。むしろ大都会的な忙しい殺風景的な雰囲気があり忙しい店舗だと店内が汚かったりもする。飲み物も日本の店舗はかなり創意工夫を凝らした新製品を次々に提供しているが日本以外のスターバックスはそこまで多種多様な飲み物があるわけではない。決して不親切だったりするわけではないのだが、日本にあるスターバックスのような清潔で丁寧な接客と、目新しいメニュー期待して入店してもガッカリさせられること間違いなしだ。良くも悪くも日本という市場、つまり企業戦略と消費者の好みが世界的に見てもかなり特殊である事を示す証拠の一つであろう。
