反ワクチンで盛り上がる(?)ルクセンブルク市内

1週間ほど前のこと。友達の家に呼ばれたので移動中だったが、街中を歩いていると遠くに人溜まりができているのが見えた。
この日はたしか土曜日。コロナ対策の規制などもあって市街地でのイベントなどは基本的に中止になってるいるはず。一体何事かと近づいてみる。

ん? 遠方で武装警察官らしき人影が道路を封鎖してる・・・?

スマホとはいえ警察官に向けてカメラを向けにくかったので写真にはうまく写っていないが、私が向かっていた街の中心部近くにある大きな交差点一帯を武装した警官が一列に並んでいるようだ。そして、彼らの目線の先を注視してみると何やら妙な人だかりがある。

何やらデモのようである。あ、思い出した。そういえば反ワクチン主義を掲げる連中が市内でデモをやっていると聞いたことがあるが、それがこれだったのかと気づいた。この反ワクチン主義者たちはいろんな都市で活動をしているのは聞いていたがまさかこんな小国でもやるのかと驚くと同時に、呆れるというか、笑えるというかなんともいえない感情が込み上がって来る。ただ正直言って迷惑である。そういえばクリスマス時期にコロナ規制の中、何とか小規模でささやかなクリスマスマーケットが市内中心部で開かれたが、入場の際にワクチンチェックされることについて反対してワクチン反対派の連中がクリスマスマーケットに攻め込もうとしたとのことである。

なるほど、なかなか物騒なことを起こす連中ではあるが、この日私が見た光景は何とも平和的というか、爺さんがマイク持って何かフランス語で叫んでいるだけで大して危険な集団には見えなかったし、警官は武装して物々しい出立ではあるもののヘルメットから垣間見れる表情は割とリラックスしていた。しかしこのクリスマスマーケットでの騒ぎも考慮すると政府としては厳重な対応をするべきと判断したのは理解できる。

ワクチン反対を叫ぶ連中は世界中の主要大都市で集団として現れるだけでなく、職場や普段付き合いの知り合いなど意外と身近なところに隠れている。ただ彼らの主張を聞いているとなんかいろいろとおかしい。
大まかに彼らの主張をまとめるとこんな感じだろうか?

ワクチンを打つか打たないかは俺たちの自由

  →うん、それは自由。でも人に移さないでくれ。あとコロナに罹って重症化したら治療費全額自己負担でよろしく。

ワクチンを打っていないことを理由に入店規制することは個人の自由を侵害する。

  →商売やってる人や、他の入店している人たちも病気から自衛する権利がある事についてどう思っているのだろうか。自由を叫べば他人の権利を侵害しても良いと考えているのか、全く他者の「自由」を認めない自由を叫ぶことが異常だとは思っていないのか?・・・うん、微塵も思っていなさそうだね。

えっと、なんか書いているとわざわざ上記にように整理する必要もないぐらい馬鹿馬鹿しく簡単な議論にであることに気づき、頭をかきむしりたくなってきた。

何だろう、何なんだろうこの連中。馬鹿なのか?いや馬鹿なんだろうけど、それでいいのか? 君たちそんなアホなことクソ真面目に叫んだり、毎週土日に街中を封鎖したりして本当に正気なのか? それとも頭がおかしいのは私なのだろうか??
お隣に住む仲の良いポーランド人が言うには「最近は何だか小規模な音楽祭みたい」と不思議な顔つきで言っていたのだが、どうやら反ワクチンデモの最中になぜかドイツのロック歌を流したりしているようで、反戦争運動をしている集団がジョン・レノンのイマジンを歌ったりするような感じなのだろうか。

おそらく彼らのうちの大半は本当にアホなのだろう。そして残りは意図的に扇動していて政治的利益がその背後にあるのだろうと思う。余談だがヨーロッパでの反政府的な運動の裏にはロシアが絡んでいることは有名である。ロシアはとにかく西側ヨーロッパ各国が内部的に混乱することを大いに喜ぶのだが、ここルクセンブルクでのお笑いみたいな反ワクチンデモの裏でロシアが暗躍しているかどうかは不明である。

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